民俗学的な見地からは、門松や注連飾りによって出迎えた[[年神|歳神]]を、それらを焼くことによって炎と共に見送る意味があるとされる。お盆にも火を燃やす習俗があるが、こちらは先祖の霊を迎えたり、そののち送り出す民間習俗が仏教と混合したものと考えられている。
'''とんど(歳徳)'''、'''とんど焼き'''、'''どんど'''、'''どんど焼き'''、'''どんどん焼き'''、'''どんと焼き'''、'''さいと焼き'''、'''おんべ焼き'''等とも言われるが、[[歳徳神]]を祭る慣わしが主体であった地域ではそう呼ばれ、出雲方面の風習が発祥であろうと考えられている。とんどを[[爆竹]]と当てて記述する文献もある。これは燃やす際に青竹が爆ぜることからつけられた当て字であろう。を祭る慣わしが主体であった地域ではそう呼ばれ、'''出雲方面の風習'''が発祥であろうと考えられている。とんどを爆竹と当てて記述する文献もある。これは燃やす際に青竹が爆ぜることからつけられた当て字であろう。
子供の祭りとされ、注連飾りなどの回収や組み立てなどを子供が行う<!-- 地方もある -->。またそれは、小学校などでの[[子供会]](町内会に相当)の行事として、地区ごとに開催される。。またそれは、小学校などでの子供会(町内会に相当)の行事として、地区ごとに開催される。
民間・町内会が主体となって行われる場合は基本的に上記したような名称で呼ばれ、寺社が主体となって行われる場合には、'''[[お焚き上げ]]'''(おたきあげ)・'''[[焼納祭]]'''(しょうのうさい)と呼ばれたりする。
地方によって焼かれるものの違いがある。
* [[だるま]]を焼くかどうかだるまを焼くかどうか*# [[縁起物]]を祭りで焼く事により、それを天にかえす縁起物を祭りで焼く事により、それを天にかえす
*# 目がつぶれるとされ、祭りでは一切焼かない
*# だるまそのものが登場しない
[[九州|九州地方]]では九州地方では'''鬼火焚き(おにびたき)'''、'''鬼火'''、'''おねび'''、'''ほっけんぎょう'''、'''ほうけんぎょう'''、'''ほんげんぎょう'''等と呼ばれ、7日正月にあたる[[1月6日]]の夜または[[1月7日]]の朝に行う等と呼ばれ、7日正月にあたる1月6日の夜または1月7日の朝に行う<ref name="小野1992">{{Cite book |和書 |author=小野重朗 |title=, 南日本の民俗文化 |volume=2(神々と信仰) |publisher=[[, volume2(神々と信仰), 第一書房]] |date=, 1992-12 |, isbn=:4-8042-0038-X |pages=388, p388-393 |chapter=, 正月と盆}}</ref><ref name="koto1"> {{Cite Kotobank |word=鬼火焚き |encyclopedia=, デジタル大辞泉、大辞林 |accessdate=, 2018-08-24}}</ref>。
[[ダイダイ|橙]](みかん)は代々続くようにと子孫繁栄を願った物を、燃やし易くする為に踏み潰す事が縁起上良くないとされる。実施する地域の分布図や形態については、[[川崎市市民ミュージアム]]に展示がある。また、実施しない地域でも、ある特定の日にお札を焼く行事を執り行う地域がある([[12月29日]]など)。近年では[[消防法]]や[[ダイオキシン]]問題で取りやめているところもある。