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1,721 バイト除去 、 2024年11月18日 (月)
== 私的考察 ==
伊豆能売は[[伊邪那岐命]]が[[黄泉]]から帰還した後に、「'''穢れ(災厄)を祓うために'''」生まれた女神である。災厄の全てが病気というわけではないのだが、「'''邪気を祓い、不老不死をもたらす'''」とは、中国神話では一体となって[[西王母]]と王母の蟠桃の役割なので、本wikiでは「医薬神」かつ「[[西王母型神]]」として取り扱う。 要は、伊豆能売は死んだ[[伊邪那美命]]から[[西王母]]的な「邪気を祓う」という性質を切り離して'''生きかえらせた'''女神といえる。実在の死んだ人間を生きかえらせることは不可能なので、神話ならではで存在し得る女神といえる。 また、「伊豆能売(イズノメ)」の「イズ」は「イズチ」に通じる言葉であり、本来は雷神(天候神)としての性質も有していた女神だと思われる。記紀神話では(そして日本では)、この女神のみではさほど重要な神とはなっていないが、[[伊邪那美命]]よりも[[西王母]]的な性質の強い女神である。  一旦死んだ女神が、'''やや性質を変えて生きかえったかのように活動する'''ということで共通した性質を持つのは中国神話の「[[巫山神女]]」とも「[[瑤姫]]」とも呼ばれる女神である。[[瑤姫]]とは天候神であるところも似る。おそらく「[[伊邪那美命]]・伊豆能売」と「[[嫦娥]]([[西王母]])・[[瑤姫]]」はこの組み合わせのパターンも含めて同一起源と考える。伊豆能売は系譜的には[[天照大御神]]の姉であり、[[伊邪那美命]]と[[伊邪那岐命]]の娘といえる。[[瑤姫]]が[[西王母]]の娘、とされる点と共通するように思う。」生まれた女神である。
== 参考文献 ==

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