現代の研究者や小説家の中には、モリガンとモルガンのキャラクターを結びつけようとする者もいる。モルガンは伝説の中でしばしばアーサー王の妖精や超自然的な妹として描かれている。モルガンが初めて文献に登場するのは、12世紀のジェフリー・オブ・モンマスの『ヴィータ・メルリーニ』で、アーサーと血縁関係のない女神的存在であり、アーサーが戦いで致命傷を負った後、彼女の異世界風の土地アヴァロンに連れて行かれるところである。「ガウェイン卿と緑の騎士」のようなアーサー王物語では、モルガンは老婆として描かれ、その行動が主人公を数々の危険な目に遭わせる血なまぐさい出来事を引き起こした。また、モルガンは、古代のモルリガン伝説のように誘惑する女として描かれ、そのために拉致した恋人も数多くいる(ランスロットやデーンのオジェなどの物語にあるように)。このキャラクターは、自分の目的を達成するために他人を支配する力を持ち、その行動が他のキャラクターの利益や不利益になるように、時間をかけて展開されることが頻繁に描かれている<ref>Morgan le Fay in Sir Gawain and the Green Knight, http://www.shmoop.com/sir-gawain-green-knight/morgan-le-fay.html</ref>。
しかし、モルガンという文学的なキャラクターは、もっと古い女神の物語からいくらかのインスピレーションを受けたかもしれないが、その関係はそこで終わっているようだ。