人間の'''死と生命を司る女神'''であった西王母は、「死と生命を司る存在を崇め祭れば、非業の死を免れられる」という、恐れから発生する信仰によって、徐々に「不老不死の力を与える神女」というイメージに変化していった。
=== 季節型豊穣神としての西王母 季節型豊穣神(北斗七星の主人)としての西王母 ===
西王母は冬、陰気の強い3月3日に蟠桃会を主催し、[[百花仙子]]に百花を咲かせる舞を舞わせる(奉納される)。蟠桃会は'''陽気'''の女神である西王母が'''春をもたらす'''祭祀だったのではないだろうか。