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== 宗教・精神生活 ==
[[ファイル:Goldi shaman priest and assistant LCCN2004707519.jpg|280px|right|thumb|ナナイのシャーマン(1895)]][[ファイル:Ravenstein-p377-Maack-Goldi-Idol-Poles.png|180px|right|thumb|ナナイの[[トーテムポール]](1854-60、[[リヒャルト・マーク]]筆写)]]ナナイ族は、[['''クマ]]'''[['''トラ]]'''に対し、これを人びとの保護者として尊敬を捧げてきた<ref name="koto1" /><ref name="koto2" /><ref name="94katoh170">[[#加藤2|加藤(1994)pp.170-175]]</ref>。彼らは太陽、月、山、水、木の[[精霊]](セオン)を崇拝し、また、[[火]]などの無生物にも精霊が宿るという宗教観をもっていた。その信仰は[[シャーマニズム]](巫俗)で、シャーマンは神に祈りを捧げることで、[[悪霊]](ブセウ)を追い出す力を持っていると考えていた。彼らは太陽、月、山、水、木精霊(セオン)を崇拝し、また、火などの無生物にも精霊が宿るという宗教観をもっていた。その信仰はシャーマニズム(巫俗)で、シャーマンは神に祈りを捧げることで、悪霊(ブセウ)を追い出す力を持っていると考えていた<ref name="ogihara120">[[#荻原1|荻原(1989)pp.120-121]]</ref>{{refnest|<ref group="注釈"|「シャーマン」の語は、本来ツングース語起源とみられる>「シャーマン」の語は、本来ツングース語起源とみられる。それが、17世紀にロシアに入ってロシア語を経てヨーロッパ諸国の学術用語になったと考えられる<ref name="94katoh170" />。それが、[[17世紀]]にロシアに入って[[ロシア語]]を経て[[ヨーロッパ]]諸国の[[学術用語]]になったと考えられる<ref name="94katoh170" />。}}。
=== シャーマン ===

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