弥生の人々が縄文の人々と共存していくためには、縄文の人々の宗教や信仰を知り少しずつその性質を共存可能に変えながら習合的に弥生の神々や宗教の中に取り込んでいった、と思います。そして、縄文の女神信仰は'''弥生人の女神信仰の中に取り込まれた'''り、あるいは神としての性質を失って'''民話や伝説の中へと存在場所を変えていった'''のではないでしょうか。管理人はそのような観点から民話や神話といった伝承を読み解いてみたいのです。
ちなみに、うちの母親によると、農家であった祖父母は雷が光って雨が降ると「'''稲に乳をやる'''」と言っていたとのことです。ほんの10文字にも満たない言葉の中にも、「稲作文化」の古くからの信仰の形の神髄が現されていることもあるのではないか、と思う。そのような思想を考証するのが民俗学なのではないか、と思います。
== カテゴリ ==