=== 乗鞍信仰 ===
<blockquote>乗鞍岳は、水の神、雨の神、雨乞いの神として、飛騨・信州両方も含め遠く尾張方面まで信仰を集めてきました。「日本三代実録」の貞観9年(867年)の条には、乗鞍岳に'''梓水神'''と名づけてあります。</blockquote>
=== 飛騨の口承 ===
<blockquote>これは、山本建造氏が昭和初期(戦前)に、地元の丹生川地区で学校教員をしていた時、その土地の古老から聞かされた話をまとめたもの。<br>
北アルプスの乗鞍岳(古代人は乗鞍岳のことを「泡山・あわやま」と呼んだそうでである)で生命が誕生し、進化を遂とげて人間が現れたそうだ。そして人々は、乗鞍岳のふもとに位置する今の丹生川地区に住んでいたそうだ。人々はふもとにある丹生池を囲み、その池に映る太陽や月の光を見つめて心を静めて祈りをささげ、精神を統一したそうである。この習慣を「'''日抱御魂鎮'''」(ひだきのみたましずめ)と言う。この「日抱き」が、後の「飛騨」の名称のもとになったそうです。(ブログ:森の中の大きな木、「[http://firestpark2014.blog.jp/archives/1068950946.html 飛騨の古代神を探求する ふたたび②]」より)</blockquote>
=== 乗鞍信仰と両面宿儺 ===
<blockquote>宿儺は、乗鞍岳を信仰の山としました。乗鞍岳山頂直下にある権現ヶ池に住民を集めて、'''登る太陽の光を水面に映して崇拝しました'''。そのため、丹生川村の乗鞍岳山麓の神社は、今でもほとんど日抱神社といいます。(飛騨ぶり街道物語)(HP「乗鞍岳と両面宿儺」より)</blockquote>
明確ではないが、「日抱御魂鎮」は両面宿儺が始めた、という伝承があるようである。
== 伝承の位置づけ ==