<caption>対比表</caption>
<tr>
<th>生前</th><td>シャンリャン・母シャンリャン・母(燃やされた女神)</td><td>シィウニュウ</td><td></td>
</tr>
<tr>
<th>死後</th><td>メイバンメイリュウメイバンメイリュウ(燃やされた女神)</td><td>蛾王</td><td>魂の存在</td>
</tr>
</table>
蛾王が「つつく」という行為は生殖行為と考える。彼らの交合からはさまざまなものが発生するが、まずは人間の蛾王が「つつく」という行為は生殖行為と考える。彼らの交合からはさまざまなものが発生する。が、メイバンメイリュウは自力で自ら生み出した卵を温めることをしない。これは現実の蝶の生態を元にした話かもしれない。卵を温めるのは、'''ジーウィー鳥'''という鳥である。この鳥は「[[養母としての女神]]」に相当すると考える。イラン神話の[[シームルグ]]に相当する霊鳥に類似しているといえようか。[[シームルグ]]は民間伝承では雌とされることが多いように思う。 メイバンメイリュウと蛾王から、まずは人間の'''チャンヤン'''が誕生する。が誕生する。また次々と人間でないものも生まれる。これは、動物のトーテムを「身分階級」にあてはめることにして、「'''長男であるチャンヤン'''」はさまざまな権利を持つが、次男以下は長男の役に立つための動物も同然の身分である、ということを示すためのものではないだろうか。チャンヤン神話は、身分制度が発せして、かなり社会が階層化してきた時代に完成した神話だ、といえるかもしれないと思う。
== 私的注釈 ==