八上比売は、大国主命の正妻である須勢理毘売命の嫉妬を恐れ、生まれたばかりの子を木の俣に挟んで実家のある因幡の国へ帰ってしまった、とされている。管理人の分類では「[[吊された女神]]」のうち、「[[逃走女神]]」にあてはまる。
=== 東国における八上比売 ===
静岡県磐田市見付にある矢奈比売神社の祭神は'''矢奈比売大神'''あるいは八野若日女命という。矢奈比売神社には、『「白羽の矢」が立った娘を生きたまま柩に入れて、8月10日の真夜中に見付天神へ供え、供えられた娘は、生贄として地響きと共に現れた怪神によって食い殺されるという恐ろしいしきたりがあった。これを破ると田畑が荒れ里が凶作に苦しむことになるため里人は泣く泣くこのしきたりを守っていた。 』という恐ろしい伝承がある。
== 出典・注釈 ==