'''メリュジーヌ'''(別名:'''メリュジーナ'''、Melusine)は、フランスの伝承に登場する'''水の精霊'''で、一種の異類婚姻譚の主人公。<!--ローズp3431ここから-->上半身は中世の衣装をまとった美女の姿だが、下半身は蛇の姿で、背中にはドラゴンの翼が付いている事から竜の妖精でもあるとも言われている<ref name="ローズp431">ローズ,松村訳 (2004), p. 431.</ref>。マーメイドの伝承とも結び付けられて考えられることもある<ref group="私注">メリュジーヌが「'''水の精霊'''」とされるのは、「彼女が水の神(あるいは川の神)に[[人身御供]]として捧げられ、水の神と一体化している」ということの暗喩と考える。</ref>。
'''メリュジーヌ'''(フランス語:[melyzin])または'''メルシナ'''(Melusina)は、ヨーロッパの民間伝承の人物で、聖なる井戸や川にある清水の女性の精霊である。通常、腰から下が蛇や魚のような女性(ラミアや人魚のようなもの)として描かれることが多い。(Melusina)は、ヨーロッパの民間伝承の人物で、聖なる井戸や川にある清水の女性の精霊である。通常、腰から下が蛇や魚のような女性(ラミアや人魚のようなもの)として描かれることが多い。また、翼や2本の尾、あるいはその両方を持った姿で描かれることもある。