ハッティ人の万神殿には、嵐の神タル(Taru:雄牛の姿をしている)、太陽神フルセム (Furušemu) ないしウルセム(Wurunšemu:豹の姿をしている)をはじめ、他の様々な要素を神格化した神々がいた。
== 私的考察 ==
ウルシェムは太陽女神ではあるが、地下世界(冥界)の神でもあり、「死んだ神」であったり、豊穣をもたらす女神とは逆の「不吉さをもたらす女神」としての性質はヒッタイト時代から有していたようである。ヒッタイトでは「倒される龍神」はイルルヤンカシュ(Illuyankas) であってウルシェムではない。
== 参考文献 ==