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1,879 バイト追加 、 2022年2月26日 (土) 08:03
== 出雲の神話と伝承 ==
1.大国主命神話
 
記紀神話では、大国主命が少名毘古那神(すくなびこなのかみ)と組んで、国造りを行った、とある。
 
<blockquote>
「古事記」では、大国主が出雲の美保岬にいたとき、鵝(蛾の誤りとされる)の皮を丸剥ぎにして衣服とする小さな神が、海の彼方から天の羅摩船(あめのかがみのふね)に乗って現れた。大国主はその小さな神に名を尋ねたが、答えがなく、従者もその名を知らなかった。そこにヒキガエルの多邇具久が現れて、「これは久延毘古(クエビコ)なら知っているでしょう」と言った。久延毘古に尋ねると、「その神は神産巣日神の御子の少名毘古那神である」と答えた。久延毘古は山田のかかしで、歩行できないが、天下のことは何でも知っている神である。神産巣日神は少名毘古那を自分の子と認め、少名毘古那に大国主と一緒に国造りをするように言った。大国主と少名毘古那は協力して葦原中国の国造りを行った。その後、少名毘古那は常世に去った。
</blockquote>
 
少名毘古那神は天から降りてきた天が「鳥神」を思わせる。そして役目を終えると再びこの国を去る。大国主命お少名毘古那神が、具体的、特に技術的にどのような国造りを行ったのか、古事記では明らかではない。物語の中に「かかしの神」が登場し、かかしとは田(稲作の場)につきものであるから、彼らが稲作に関連したことが示唆されるけれども、記紀神話の時代的には天孫降臨の方が後になるので、天孫降臨までの間に水稲耕作があったのか否かが、神話的にははっきりしない。
== 扶桑と養蚕 ==

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