窮桑は高さ1万丈にもおよぶ桑の大木で、赤い葉をもち、1万年に一度長寿の効果のある果実をつけるとされる[1]。江水のほとりにたっていたと伝説には記されている。
仙女 皇娥の仕事は天宮で暮らす人々が使う織物を織る事であったが、あるとき仕事を休み天の川をいかだで下り、神木窮桑の木の下にたどり着いた。皇娥は窮桑のまわりをまわるのが一番気に入っていた。そこで後の黄帝(白帝の子、明の明星)と出会い、少昊を生んだとされる[2]。皇娥と若者は筏で銀河に遊びに行き、帆柱の頂上に玉鳩を彫って風向きを見定めた、とされる[3]。