上山文化

提供: Bellis Wiki3
2022年3月7日 (月) 01:08時点におけるBellis (トーク | 投稿記録)による版
ナビゲーションに移動 検索に移動

中国浙江省(Zhejiang)金華市(Jinhua)浦江県(Pujiang)で、2000年に発見された。新石器時代の文化である。紀元前8000年-6500年。

遺跡群からは大量の初期稲作の遺構が見つかっており、これは今から8500~1万年あまり前に、昔の人がここで野生の水稲を順化させていたことを示す。最も古い炭化イネは1万年余り前のものだと確認され、出土したイネの収穫から加工、食用に至る一連の遺物から、同遺跡が世界で最も古い稲作の遺構であるとされている。また、上山文化は人類の定住の始まりを示している。

研究の結果、見つかったのは世界最古の彩色土器であり、建物は中国最古の村落のものと判断された。現地は世界最古の水稲栽培の地との結論が出された。発見された稲穂の軸は、野生の品種と人が栽培する品種の両方の特徴を持っていた。そのため、栽培されていた稲は品種選択の初期段階にあったと判断された。

上山文化では、イネやハトムギを主原料、その他の植物の塊茎(かいけい)を補助原料として酒を醸造していた。

埋葬も行われるようになった。

橋頭遺跡では、人工的な環濠を持つ中心の土台が発見され、これが早期の環濠集落であることが確認された。

関連リンク

参考文献等