速飄神

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速飄神(はやちかみ)は風の神と思われる。疾風、迅風とも記す。 一説には風神である志那津比古の荒御魂とも言われる。

概要

『先代旧事本紀』の他の箇所では、 饒速日尊は、天神御祖の詔を受け、天盤船(あまのいわふね)に乗って 河内国河上の哮峰(いかるがのみね)に天降り坐し、 大倭国鳥見白庭山(とみしらにわのやま)に遷り坐す。
饒速日尊は、長髄彦の妹御炊屋姫(みかしやひめ)を娶り妊娠させるが、子が生まれる前に、 饒速日尊は死んでしまう。
高皇産霊尊、速飄神に命じて 「吾が神御子・饒速日尊を葦原中国に遣わしたが、汝天降って戻るように伝えろ」と。
速飄別命が勅を奉りて降り来た時には、饒速日尊は既に死亡していたとある。

天孫降臨に先だって遣わされた天椎彦について、父神・天国玉神は天椎彦のすでに死去したことを知り、 疾風を遣はして屍を天上に収めさせ喪屋を造って殯し八日八夜啼哭悲歌した。(日本書紀)

参考文献