ペリ

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ペリ(Peri)は、イランの高原地帯に棲んでいるとされる妖精の一種。ペルシャ神話では、ペリ(Persian: پری, 複数形 پريان pariān または pari とも)は、その美しさで名高い、優美な有翼の精霊である。

背中に翼のある人間の姿をしており、魔法を使える。男女ともに理想的な姿で、男は威厳があり、女は美しいという。四大元素の内の火から作られた存在で、麝香やシタンなどの香りが食べ物とされる。

普段は峻厳とした山の頂上や、深い泉の底にいるが、たまに人間の世界に行くこともある。日本の天女と同じように、ペリの女性が人間の男と結婚する事もあるという。



ペリは後に他の文化にも取り入れられ[1]、贖罪のための懺悔を終えるまで楽園への参入を拒否されたいたずら好きな存在として描かれている[2]。 イスラム教の影響下で、ペリはいたずら好きのジンやディブ(悪魔)とは対照的に、慈悲深い霊となった[3]。学者のウルリッヒ・マルツォルフ(fa)は、このキャラクターの起源がインド・ペルシャであり、後にアラブのおとぎ話の伝統に組み込まれたことを指摘している[4]。


Peris were later adopted by other cultures.[1] They are described as mischievous beings that have been denied entry to paradise until they have completed penance for atonement.[2] Under Islamic influence, Peris became benevolent spirits,[3] in contrast to the mischievous jinn and divs (demons). Scholar Ulrich Marzolph (fa) indicates an Indo-Persian origin for the character, who was later integrated into the Arab fairy tale tradition.[4]

ペリが登場する民話

参考文献

  • 草野巧, 幻想動物事典, 新紀元社, ファンタジー事典シリーズ, 1997-05, page=277, isbn=978-4-88317-283-2

参照

  1. Sherman, Josepha (2008). Storytelling: An Encyclopedia of Mythology and Folklore. Sharpe Reference. p. 361. ISBN 978-0-7656-8047-1
  2. テンプレート:Cite book
  3. Denise Aigle The Mongol Empire between Myth and Reality: Studies in Anthropological History BRILL, 28.10.2014 ISBN 9789004280649 p. 118
  4. Marzolph, Ulrich (08 Apr 2019). "The Middle Eastern World’s Contribution to Fairy-Tale History". In: Teverseon, Andrew. The Fairy Tale World. Routledge, 2019. pp. 46, 52, 53. Accessed on: 16 Dec 2021. https://www.routledgehandbooks.com/doi/10.4324/9781315108407-4