== 神話での記述 ==
;古事記
『古事記』では[[日本神話#国生みと神生み|黄泉の国]]の条に登場する。『古事記』では黄泉の国の条に登場する。[[伊邪那岐命]]が、亡き妻の[[伊邪那美命]]を連れ戻そうと、死者の国である黄泉の国に赴くが、失敗して[[ヨモツシコメ|予母都色許売]](よもつしこめ)や8柱の[[雷神]]、[[黄泉軍]](よもついくさ)に追われる。地上との境にある(よもつしこめ)や8柱の雷神、黄泉軍(よもついくさ)に追われる。地上との境にある[[黄泉比良坂]](よもつひらさか)の麓まで逃げてきた時に、そこに生えていた桃の実を3個取って投げつけると、その霊力で雷神と黄泉軍は退散していった。
この功績により桃の実は、伊邪那岐命から「意富加牟豆美命(おおかむづみのみこと)」の神名を授けられ、「汝、我を助けしが如く、葦原中津国に有らゆるうつくしき青人草の、苦しき瀬に落ちて、患(うれ)へ悩むとき、これを助くべし(お前が私を助けてくれたように、[[葦原中国|葦原の中津国]](地上世界)のあらゆる生ある人々が、苦しみの激流に落ち、悩み悲しみ苦しむことがあったときには、これを助けてやってくれ。)」と命じられた。」の神名を授けられ、「汝、我を助けしが如く、葦原中津国に有らゆるうつくしき青人草の、苦しき瀬に落ちて、患(うれ)へ悩むとき、これを助くべし(お前が私を助けてくれたように、葦原の中津国(地上世界)のあらゆる生ある人々が、苦しみの激流に落ち、悩み悲しみ苦しむことがあったときには、これを助けてやってくれ。)」と命じられた。
;日本書紀