「ウルリクムミ」の版間の差分

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== 参考文献 ==
 
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* Wikipedia:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%A0%E3%83%9F ウルリクムミ](最終閲覧日:22-08-15)
 
* 筑摩世界文学大系1, 古代オリエント集, 筑摩書房, 1978, isbn:4-480-20601-9
 
* 筑摩世界文学大系1, 古代オリエント集, 筑摩書房, 1978, isbn:4-480-20601-9
  

2022年8月15日 (月) 23:05時点における版

ウルリクムミ(Ullikummi)は、ヒッタイト神話に登場する岩の巨人である。

天候神テシュブ(Teshub)によって神々の王位の座を追われたクマルビ(Kumarbi)が、復讐のために、泉のほとりにあった長さ3ダンナ(1ダンナ=約10.7km)の岩[1]との間にもうけた子供である。

成長するまでの間神々から守るため、クマルビの命によりイルシラ(クマルビの侍女に相当する女神達[2])の手で、ウベルリの肩に突き立てて海中に隠された[3]

1日に1アムマトゥ(40cm)、1月に1イクー(8400平方m)[4]成長するとされ、成長中の知恵もなく、目も耳も効かない状態ですら、イシュタルの誘惑やテシュブの攻撃を受け付けず、ついには天界のテシュブの住居にまで達するほどに成長し、神々の援護を受けたテシュブの攻撃すら退けた。

進退窮まった神々はエアに相談、エアは遥か昔に天地を切り分けた刃物(”Kuruzzi":鋸とも)[5]を用いて弱点であるウルリクムミの足を切断するように助言、それを受けたテシュブにより足を切り落とされたウルリクムミは、テシュブたちに憎悪の言葉を語りながら消えていった。

参考文献

  • Wikipedia:ウルリクムミ(最終閲覧日:22-08-15)
  • 筑摩世界文学大系1, 古代オリエント集, 筑摩書房, 1978, isbn:4-480-20601-9

関連項目

参照

  1. 筑摩世界文学大系1, 1978, p356
  2. 筑摩世界文学大系1, 1978, p358
  3. 筑摩世界文学大系1, 1978, p359
  4. 筑摩世界文学大系1, 1978, p356
  5. 筑摩世界文学大系1, 1978, p365