「伏羲型神」の版間の差分
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2024年12月5日 (木) 12:38時点における版
伏羲型神とは中国神話の伏羲のような性質を持つ神のことを指す。祝融型神の一形態と考えるが、文化英雄や、特定の王家、氏族の祖神としての性質が強く、疫神、災害神んなどの悪神としての性質がとても弱いものを指すこととする。犬神の姿をとる場合には、主人に忠実であったり、悪神と戦ったりする場合がある。伏羲、ミャオ族の伏羲に相当するダロン、チャンヤンもこの群に入る。要するに、息子神だけれどもさほど悪いとされていない神の群といえる。
- 兄妹婚といった近親婚を行う。(伏羲型神)
- 息子神であることが多い。勝者の場合は父神とされる場合もある。
- 弟を殺す、といった「カインとアベル」のカイン的性質を持つ。(チャンヤン型神)
- 月神とされる場合がある。
- 人類の創造を行う。
- (人身御供を肯定する。)
- 特定の氏族、王家の先祖とされる。
- その場合には、英雄とされることもある。
といった特徴を持つ。
伏羲型神
- 出早雄命:息子神で、犬神と思われる。悪い神との噂は聞かない。
チャンヤン型神
- 出雲振根:弟を殺す。
関連項目
- 祝融型神:息子神だけれども、いわゆる「疫神」であったり、悪神とされる群。日本神話では、伏羲型神と対を形成することが多い。