「多伎都比古命」の版間の差分
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この神は「多久」とか「田子」という地名に関する神のように考える。ただし、島根県や京都府あたりまでにしか祭神としてみられず、京都府あたりから'''年神'''に置き換わっている印象を受ける。 | この神は「多久」とか「田子」という地名に関する神のように考える。ただし、島根県や京都府あたりまでにしか祭神としてみられず、京都府あたりから'''年神'''に置き換わっている印象を受ける。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |
2024年12月3日 (火) 21:57時点における版
多伎都比古命(たきつひこのみこと)は天御梶日女命と阿遅鉏高日子根神の子神である。瀧津彦命とも書く。
祀る神社
立石神社
島根県出雲市坂浦町にある神社。通称「たていわさん」と呼ばれている石神である。雨乞いの神様として知られており、ここで祈祷すると必ず雨が降ってきたという言い伝えがある。社殿は無く、高さ10数メートルもある3つの巨大な岩そのものがご神体である[1]。
滝神社
京都府南丹市美山町向山にある神社。「滝神社は室町時代初期の貞治5年(1367年)に創建された瀧津彦命(たきつひこのみこと)を祀る村の鎮守である。滝神社は大野ダムの建設により移築されている[2]。」とのこと。
私的解説
この神は「多久」とか「田子」という地名に関する神のように考える。ただし、島根県や京都府あたりまでにしか祭神としてみられず、京都府あたりから年神に置き換わっている印象を受ける。
また、「たていわ」という言葉は、武五百建命(たけいおたけのみこと)(初代信濃国造)、健磐龍命(たけいわたつのみこと)(初代阿蘇国造の父)と類似した名のように感じる。本来、雨乞いの際に人身御供を立てていた、と思われるような伝承はなかったのだろうか、と考える。