「伊豆能売」の版間の差分
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2024年11月18日 (月) 14:45時点における最新版
伊豆能売(いづのめ)は、日本神話に登場する女神である。
神話での記述[編集]
『古事記』にのみ登場し、『日本書紀』には登場しない。『古事記』でも出自や事跡についての記述が一切ない。神話中では「伊豆能売」とだけ書かれていて、「神」「命」などの神号はつけられていない。
概要[編集]
神産みにおいて伊邪那岐命が黄泉から帰って来た際、黄泉の穢れから禍津日神二柱(大禍津日神、八十禍津日神)が生まれた。その禍津日神がもたらす禍(災厄)を直すために、直毘神二柱(神直毘神、大直毘神)と伊豆能売が生まれたとしている。
『延喜式神名帳』には伊豆能売を祀ったと思われる出雲国出雲郡の「神魂伊豆之賣神社」が記載されており、同社は伊努神社に合祀されたとされているが、同社の祭神に伊豆能売の名はない。『延喜式神名帳』以外にこの神社について記載した史料はなく、伊豆能売を祀る神社は現存しないことになる[私注 1]。
しかし、伊豆能売の名を冠しない式内社は現存しており、三重県津市の元伊勢伝承地の一つである「加良比乃神社」は倭姫命が天照大御神を奉戴して「片樋宮」を建立した跡地に「御倉板舉神」と「伊豆能賣神」を祭祀したのが起源とされている。
神社[編集]
- 伊多波刀神社:愛知県春日井市にある神社。
私的考察[編集]
伊豆能売は伊邪那岐命が黄泉から帰還した後に、「穢れ(災厄)を祓うために」生まれた女神である。
参考文献[編集]
- Wikipedia:伊豆能売(最終閲覧日:22-10-03)
関連項目[編集]
私的注釈[編集]
- ↑ 「主祭神」と限定しなければ、伊豆能売を祀る神社はいくつか存在する。