建木・[[扶桑]]・[[若木]]の三本のなかでも特に建木は、天地の中央に位置し古代の神・帝たちがそれをつかって往来をしたと考えられる記述がある点から、'''天梯'''(てんてい。天と交通するための梯子(はしご))、'''通天柱'''(つうてんちゅう。天と交通するための柱)としての要素が大きく持たれていたものと見られている<ref name="jin">靳之林, 岡田陽一 訳 『中国の生命の樹』 言叢社 1998年 ISBN2:4-905913-63-2 16-20頁 通天・通陽・通神の樹と解説される。</ref>。しかし、文字表現などの上では「扶桑」の語が後の時代は多用されており、その要素の多くは扶桑へと集約されていったようである。
== 私的解説 ==
「建木」とは「天橋立」のようなものだと思う。日本では木の柱を建てる祭祀といえば諏訪大社の御柱祭が有名である。諏訪大社の神紋の「梶の木」が3つの枝から成ることも、建木・[[扶桑]](扶木)・[[若木]]の3つ組を思わせて興味深い。
== 参考文献 ==
* Wikipedia:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BB%BA%E6%9C%A8 建木](最終閲覧日:22-11-22)
== 脚注 ==