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365 バイト追加 、 2022年11月16日 (水) 23:34
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* '''雉も鳴かずば''':日本。'''天照大御神型'''。昔、久米路橋をかける際に、罪人を人柱に建てることになった。娘の歌から窃盗が発覚した男が人柱にされたが、娘はショックで口がきけなくなってしまった。月日が過ぎ、ある狩人が雉を撃つと、どこからともなく成長した娘が現れて「雉も鳴かずば撃たれまい」と言って、雉の死骸とともにどこかへ消えてしまった。
== 私的解説 私的解説・雉と山鳥 ==
日本の雉に関する神話・伝承を見ると、雉は「'''女神の象徴'''」とされることが多いように思う。そして、特定の女神の「トーテム」として機能し、時に女神と一対になって行動する。また、中国神話の[[相柳]]のように「誰かの部下」となって行動することもある。それぞれの型の性質には交錯する部分があるように思う。
また、雉と山鳥は日本神話では「矢(羽)」と強く関連する鳥である。女神が与えた矢は「勝利を訳す矢」でもあり、単純だが女神の「軍神的性質」を表しているように思う。また、雉と[[ヤマドリ|山鳥]]は日本神話では「矢(羽)」と強く関連するように思う。女神的女性と矢が関連する神話・伝承も多い。
雉の古名である'''木々須'''は杉の古名である'''進木'''とは逆の読み方でもある。進木は[[須佐之男命]]、[[五十猛神]]の象徴である。'''木々須'''を[[天照大御神]]とすれば、疫神でもある[[須佐之男命]]、[[五十猛神]]と'''逆の神'''であるとも受け取れ、興味深い。
=== 部下(相柳型) ===
桃太郎の部下として鬼退治に参加する物語である。この物語では雉の性別ははっきりしない。雉が本来「女神の化身」であるならば、[[黄帝]]が[[炎帝神農|炎帝]]を倒すのを助ける九玄天女(あるいはを倒すのを助ける[[九天玄女]](あるいは[[西王母]])の姿を投影している可能性がある。[[九天玄女]]のトーテムは燕であるのだが、日本ではこれが雉・[[ヤマドリ|山鳥]]に変更されているように思う。これは、先に書いたように疫神である[[須佐之男命]](進木)と対立する存在として「逆の名前の鳥(木々須)」が[[天照大御神]]的な女神のトーテムに採用された可能性があるように思う。
=== 女神の化身(天照大御神型) ===

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