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8 バイト追加 、 2022年10月18日 (火) 21:45
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垂直になった茎は高さ1.5 - 3&nbsp;mになり<ref>近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著, 2010, p238</ref>、暑い夏ほどよく生長する。地上茎は中空で直立し、葉は線形で茎に斜めについて互生する<ref>近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著, 2010, p238</ref>。ツルヨシと違い、茎の節部には毛はない<ref>近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著, 2010, p238</ref>。茎から直接葉が伸びており、高さ20 - 50センチメートル (cm) 、幅2 - 3&nbsp;cmで細長く、葉の先端は垂れる<ref>近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著, 2010, p238</ref>。葉の基部は茎を囲む葉鞘となり、茎から離れて葉身となる<ref>馬場篤, 1996, p113</ref>。葉身の基部の両側に、葉耳(ようじ)とよばれる小さな'''耳'''状に張り出した突起部があり<ref>近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著, 2010, p238</ref>、葉鞘口部には毛が列をなして生えているのが特徴である<ref>馬場篤, 1996, p113</ref>。
花期は夏から秋(8 - 10月)で{{sfn|<ref>鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|, 2012|p=217}}, p217</ref>、茎の頂から穂が出て{{sfn|<ref>馬場篤|, 1996|p=113}}、[[花]]は暗紫色から黄褐色で{{sfn|, p113</ref>、花は暗紫色から黄褐色で<ref>藤井義晴|, 2019|p=145}}, p145</ref>、小穂が多数ついた長さ15 - 40&nbsp;cmの[[円錐花序]]に密集している{{sfn|cmの円錐花序に密集している<ref>近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著|, 2010|p=238}}。花序は[[ススキ]]のように片側になびくことがない{{sfn|, p238</ref>。花序はススキのように片側になびくことがない<ref>鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|, 2012|p=217}}, p217</ref>。小穂は2 - 4個の小花があり、第1小花は雄性花、その他は両性花で基部に毛を密生する{{sfn|<ref>鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|, 2012|p=217}}。[[果実]]は[[穎果]]で、形は線状の楕円形をしており、熟すと小穂とほぼ同じ長さの白毛がつき、護頴の先から伸びて芒のように見える{{sfn|, p217</ref>。果実は穎果で、形は線状の楕円形をしており、熟すと小穂とほぼ同じ長さの白毛がつき、護頴の先から伸びて芒のように見える<ref>鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文|, 2012|p=217}}, p217</ref>
ヨシは風が吹いて地面に倒されても、茎が柔軟なため折れることがなく、やがて起き上がって上に向かって生長する{{sfn|藤井義晴|2019|p=148}}。また、ヨシは他の植物が生えない純群落をつくる{{sfn|藤井義晴|2019|p=148}}。ヨシの[[アレロパシー]]については、大量に含まれる[[没食子酸]]が分解して、[[メソシュウ酸]](MOA)という物質が生成され、これが雑草の発生を抑制する[[アレロケミカル]]として報告されている{{sfn|藤井義晴|2019|p=146}}。没食子酸は、多くの植物に含まれている代表的な加水分解性[[タンニン]]である{{sfn|藤井義晴|2019|p=146}}。また、メソシュウ酸は、別名タルトロン酸または、2-ヒドロキシン酸ともよばれ、大量に体内に摂取されると毒性がある物質である{{sfn|藤井義晴|2019|p=146}}。

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