「造化三神」の版間の差分

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(ページの作成:「'''別天津神'''(ことあまつかみ)は、『古事記』において、天地開闢の時にあらわれた五柱の神 (…」)
(相違点なし)

2022年10月7日 (金) 23:34時点における版

別天津神(ことあまつかみ)は、『古事記』において、天地開闢の時にあらわれた五柱の神々である。神世七代天津神国津神三貴神地神五代)などに先行する神。この項は書きかけです。管理人の私見が全開です。

概要

『古事記』上巻の冒頭では、天地開闢の際、高天原に以下の三柱の神(造化の三神という)が、いずれも独神として成って、そのまま身を隠したという[1]

  • 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ) - 至高の神:西王母
  • 高御産巣日神(たかみむすひのかみ) - 天の生産・生成の「創造」の神。神産巣日神と対になって男女の「むすび」の男を象徴する神:伏羲
  • 神産巣日神(かみむすひのかみ) - 地の生産・生成の「創造」の神。高御産巣日神と対になって男女の「むすび」の女を象徴する神;女媧


その次に、国土が形成されて海に浮かぶくらげのようになった時に以下の二柱の神が現われた。この二柱の神もまた独神として身を隠した。


純男系

これら五柱の神を、天津神の中でも特別な存在として「別天津神」と呼ぶ。別天津神の次に神世七代の神が現れた。

出現表

各書の出現表である。なお古事記5柱を含むまでの順で国常立尊以下は省略した。

書名 1代 2代 3代 4代 5代 6代 7代
古事記 天之御中主神 高御產巣日神 神產日神 宇摩志訶備比古遲神 天之常立神
日本書紀1書第2 可美葦芽彦舅尊
1書第3 可美葦芽彦舅尊
1書第4-2 天御中主尊 高皇產靈尊 神皇產靈尊
1書第6 天常立尊 可美葦芽彦舅尊
古語拾遺 天御中主神 多賀美武須比(高皇產靈神) 神產靈神
先代旧事本紀 天讓日天狹霧國禪月國狹霧尊 天御中主尊・天常立尊 可美葦芽彦舊尊
天書紀 國常立尊 天御中主尊
上記 あめのみなかぬしのみこと たかみむすびのみこと かむみむすびのみこと うましあしかびひこぢのみこと あめのそこたちのみこと くにのそこたちのみこと あめのとこたちのみこと
たかちほふみ(上記引用) あめのみなかぬしのみこと こもまくらたかぎのみこと かむみたまみおやのみこと
宋史日本傳 天御中主

出典

関連項目

外部リンク

鎌倉宮宮司松岡利紀外一名建白神道事務局祭神及管長撰挙ニ関スル議(造化三神への言及あり)

  1. 『神道の本 八百万の神々がつどう秘教的祭祀の世界』 学研