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[[画像:Relief Im-dugud Louvre AO2783.jpg|thumb|260px|right|単頭のライオン頭の鷲「ズー(アンズー)」。紀元前2550年~2500年。ルーブル美術館蔵]] | [[画像:Relief Im-dugud Louvre AO2783.jpg|thumb|260px|right|単頭のライオン頭の鷲「ズー(アンズー)」。紀元前2550年~2500年。ルーブル美術館蔵]] | ||
− | '''ズー'''('''Zū''' | + | '''ズー'''('''Zū''')は、メソポタミア神話(バビロニア神話)に登場する。現在では'''アンズー'''('''Anzū''')がより正確な呼称であるとされる。ライオンの頭を持つワシの姿で表されることがある。 |
ズーは天の主神エンリルの随獣であり彼に仕えていたが、主神権の簒奪を目論み、主神権の象徴である「天命の書板」を盗み出してしまう。この話はいくつかバージョンがあり、あるバージョンでは、「天命の書板」を取り返すために神々がルガルバンダを送り込み、彼がズーを殺したことになっており、また別のバージョンでは、エアとベレト・イリがニヌルタを書板の奪還に向かわせたという。また、アッシュールバニパルの讃歌では、マルドゥクがズーの討伐を命じられている。 | ズーは天の主神エンリルの随獣であり彼に仕えていたが、主神権の簒奪を目論み、主神権の象徴である「天命の書板」を盗み出してしまう。この話はいくつかバージョンがあり、あるバージョンでは、「天命の書板」を取り返すために神々がルガルバンダを送り込み、彼がズーを殺したことになっており、また別のバージョンでは、エアとベレト・イリがニヌルタを書板の奪還に向かわせたという。また、アッシュールバニパルの讃歌では、マルドゥクがズーの討伐を命じられている。 |
2022年2月18日 (金) 16:44時点における版
神話・伝説上の神鳥・霊鳥リスト
ズー
ズー(Zū)は、メソポタミア神話(バビロニア神話)に登場する。現在ではアンズー(Anzū)がより正確な呼称であるとされる。ライオンの頭を持つワシの姿で表されることがある。
ズーは天の主神エンリルの随獣であり彼に仕えていたが、主神権の簒奪を目論み、主神権の象徴である「天命の書板」を盗み出してしまう。この話はいくつかバージョンがあり、あるバージョンでは、「天命の書板」を取り返すために神々がルガルバンダを送り込み、彼がズーを殺したことになっており、また別のバージョンでは、エアとベレト・イリがニヌルタを書板の奪還に向かわせたという。また、アッシュールバニパルの讃歌では、マルドゥクがズーの討伐を命じられている。
参考文献
ズー
- Wikipedia:ズー