「パミール高原」の版間の差分
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'''パミール高原'''(パミールこうげん、Pamir Mountains、Помир、Памир、پامیر、پامىر ئېگىزلىكى / Памир Егизлики、帕米尔、ドンガン語: Цунлин)あるいは'''パミル高原'''は、'''タジキスタン'''、'''アフガニスタン'''、'''中国'''などにまたがる平均標高5000メートルに達する高原で、中国では葱嶺(そうれい)と呼ばれていた<ref name="Pamirs">パミール高原</ref>。「パミール(Помир)」は、タジク語で「世界の屋根」を意味するといわれる<ref name="Pamir">https://www.weblio.jp/content/%E3%83%91%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB , パミール , weblio辞書 , 2019-03-24</ref>。 | '''パミール高原'''(パミールこうげん、Pamir Mountains、Помир、Памир、پامیر、پامىر ئېگىزلىكى / Памир Егизлики、帕米尔、ドンガン語: Цунлин)あるいは'''パミル高原'''は、'''タジキスタン'''、'''アフガニスタン'''、'''中国'''などにまたがる平均標高5000メートルに達する高原で、中国では葱嶺(そうれい)と呼ばれていた<ref name="Pamirs">パミール高原</ref>。「パミール(Помир)」は、タジク語で「世界の屋根」を意味するといわれる<ref name="Pamir">https://www.weblio.jp/content/%E3%83%91%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB , パミール , weblio辞書 , 2019-03-24</ref>。 | ||
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東パミール、中部パミール、西パミールに分かれ、東パミールの中国領に最高峰コングール山(7719メートル)やムスタグアタ山(7546メートル)があり、西パミールの最高峰はタジキスタン領のイスモイル・ソモニ峰(7495メートル)である<ref name="Pamirs"/>。 | 東パミール、中部パミール、西パミールに分かれ、東パミールの中国領に最高峰コングール山(7719メートル)やムスタグアタ山(7546メートル)があり、西パミールの最高峰はタジキスタン領のイスモイル・ソモニ峰(7495メートル)である<ref name="Pamirs"/>。 | ||
− | + | この高原から東北に向かって天山山脈、南方に向かって崑崙山脈、カラコルム山脈、ヒマラヤ山脈、西南に向かってヒンドゥークシュ山脈が伸びており、「世界の屋根」と呼ぶにふさわしい地形である<ref>横川文雄(訳) 深田久弥、榎 一雄(監修) 『ヘディン中央アジア探検紀行全集 1 アジアの砂漠を越えて(上)』 白水社、1964年</ref>。タクラマカン砂漠を通るシルクロードは、この高原を越えて東西を結んでいた。 | |
− | + | タジキスタン東部のゴルノ・バダフシャン自治州にはイラン系のパミール人やテュルク系のキルギス人が暮らしている。 | |
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2022年7月19日 (火) 00:46時点における最新版
パミール高原(パミールこうげん、Pamir Mountains、Помир、Памир、پامیر、پامىر ئېگىزلىكى / Памир Егизлики、帕米尔、ドンガン語: Цунлин)あるいはパミル高原は、タジキスタン、アフガニスタン、中国などにまたがる平均標高5000メートルに達する高原で、中国では葱嶺(そうれい)と呼ばれていた[1]。「パミール(Помир)」は、タジク語で「世界の屋根」を意味するといわれる[2]。
概要[編集]
東パミール、中部パミール、西パミールに分かれ、東パミールの中国領に最高峰コングール山(7719メートル)やムスタグアタ山(7546メートル)があり、西パミールの最高峰はタジキスタン領のイスモイル・ソモニ峰(7495メートル)である[1]。
この高原から東北に向かって天山山脈、南方に向かって崑崙山脈、カラコルム山脈、ヒマラヤ山脈、西南に向かってヒンドゥークシュ山脈が伸びており、「世界の屋根」と呼ぶにふさわしい地形である[3]。タクラマカン砂漠を通るシルクロードは、この高原を越えて東西を結んでいた。
タジキスタン東部のゴルノ・バダフシャン自治州にはイラン系のパミール人やテュルク系のキルギス人が暮らしている。
- ↑ 1.0 1.1 パミール高原
- ↑ https://www.weblio.jp/content/%E3%83%91%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB , パミール , weblio辞書 , 2019-03-24
- ↑ 横川文雄(訳) 深田久弥、榎 一雄(監修) 『ヘディン中央アジア探検紀行全集 1 アジアの砂漠を越えて(上)』 白水社、1964年