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2025年2月18日 (火) 13:34時点における版
大多彦命(たたひこのみこと、おおたひこのみこと、生没年不詳)は、『粟鹿大明神元記』に記された古墳時代の豪族。
概要
崇神天皇の時、大国主神の術魂・荒魂を桙・楯・太刀や鏡に取りつけ西国に派遣され、国々のまつろわぬ人々を平服させた。この時、初めて男女に調物(税)が課せられた。その後、但馬国朝来郡の粟鹿村に住み、そこで亡くなった。大多彦命の墓は、美作国大庭郡米木原にあるという[1]。
美作国大庭郡の神直(みわのあたい)、石見国大市郡(邑智郡?)の神直、的大神直(いくはのおおみわのあたい)、倭三川部(やまとのみかわべ)、吉備国の品治部、葦浦君(あしうらのきみ)等の先祖とされる[1]。
関連項目
- 大国魂神:大国主神の荒魂とされる。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 前之園亮一, 1976, https://hdl.handle.net/10959/3058, 神話研究における「粟鹿大明神大神元記」の史料価値:「神」概念の形成と出雲神話を中心に, 学習院大学文学部研究年報, ISSN:04331117, 学習院大学文学部, issue23, pages115-147, CRID:1520290885415946240, hdl:10959/3058