これは本来「火の力」、すなわち「太陽の力」が弱った冬季に、疫病神が共同体に入らないよう、'''境界などを火で炊いて清める'''ことで共同体を守る、という祭祀だったのではないだろうか。そのために疫病神をそのまま焼いて「炊き上げる」のが本来の祭りの姿だったかもしれないと考える。例えば鹿児島の「鬼火たき」はまさにこのような例で、「'''正月の七日に大やぐらを焼いて、正月飾りについてきた悪霊を追い払う'''」祭りだとのことである<ref>[https://www.pref.kagoshima.jp/al01/event/nannsatu/r5-1-6-onibitakinansatu.html 鬼火たき]、鹿児島県HP(最終閲覧日:24-11-26)</ref>。
朝鮮の「タルチッテウギ(月の家を燃やす)」は火祭りだし、厄払いの祭りであることもどんど焼きと似ているのだが、「月の家を燃やす」とは、どういう意味なのだろうか、と管理人は悩んだ。行事は月が昇るのに合わせて行われる、とのことだが、月は天にあるものなのに、何故地上に家を作ってやらねばならないのか、そしてそれを燃やしてしまわなければならないのかが分からない。清めるために燃やしてしまうのであれば、わざわざ地上に月の家を作ってやる必要があるのだろうか、と思う。
== 関連項目 ==