「赤衾伊農意保須美比古佐和氣能命」の版間の差分
(同じ利用者による、間の1版が非表示) | |||
25行目: | 25行目: | ||
* [[天甕津日女命]]:妻神とされる。[[天甕津日女命]]・母の方と考える。 | * [[天甕津日女命]]:妻神とされる。[[天甕津日女命]]・母の方と考える。 | ||
* [[阿遅鉏高日子根神]]:おそらく子神であろう。 | * [[阿遅鉏高日子根神]]:おそらく子神であろう。 | ||
+ | * [[早太郎]]:長野県駒ヶ根市の犬神。 | ||
== 注釈 == | == 注釈 == | ||
32行目: | 33行目: | ||
[[Category:黄帝型神]] | [[Category:黄帝型神]] | ||
[[Category:犬祖型神]] | [[Category:犬祖型神]] | ||
+ | [[Category:水神]] | ||
[[Category:犬]] | [[Category:犬]] |
2024年11月28日 (木) 00:38時点における最新版
赤衾伊農意保須美比古佐和氣能命(あかふすまいぬおおすみひこさわきのみこと)は、「出雲国風土記」の国引き神話に登場する八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)の子神である。天甕津日女命(あめのみかつひめのみこと)の夫とされる。おそらく犬神であろう。
伊努神社について[編集]
島根県出雲市の神社。伊努神社の近傍には斐伊川、山持川が流れている。主祭神は赤衾伊努意保須美比古佐倭氣命。出雲国風土記、秋鹿郡伊農郷の由来に
出雲の郡伊農の郷に鎮座される、赤衾伊農意保須美比古佐和気能命の后である天甕津日女の命が、国内をご巡行になった時に、ここにお着きになっておっしゃったことには「ああわが夫よ、伊農よ(伊農波夜)」であった。それで伊努というのだ。(HP:伊努神社、玄松子より)
この神社には伊豆能売を合祀したとされているが、現在の祭神に伊豆能売の名はない。この女神は天甕津日女命と同じ女神ではないだろうか。
蘆高神社について[編集]
出雲市美野町935にある神社。主祭神は赤衾伊農意保須美比古佐和気能命(あかふすまいぬおほすみひこさわけのみこと)。蘆高神社の向かい側には、妻神・天甕津姫命(あめのみかつひめ)を祀る伊努(いの)神社が建っている[1]。
花長下神社について[編集]
岐阜県揖斐郡揖斐川町(旧谷汲村)にある神社。祭神は赤衾伊農意保須美比古佐和氣能命である。同町内にある花長上神社(祭神は天甕津媛命)と対になる関係にある。
その他関連がありそうな神社[編集]
伊奴神社[編集]
愛知県名古屋市西区稲生町にある神社。旧郷社。主祭神は素盞嗚尊、大年神、伊奴姫神。
伊奴神社にまつわる伝承。
かつて庄内川の氾濫に困った村人が、旅の山伏にお願いしてお祈りをしてもらったところ、その年は洪水が起こらなかった。不思議に思った村人が山伏から「開けてはならない」と言われていた、御幣を開けたところ、一匹の犬の絵と「犬の王」という文字が書かれていた。そして、翌年はまた大洪水が起こった。村人は再び山伏に御幣を勝手に開けてしまったことを謝り、もう一度お祈りをお願いした。山伏は「御幣を埋め、社を建てて祀れ」と言い、その後洪水がなくなった。それが伊奴神社の始まりと伝わっている。境内内には「犬の王」の像がある。[2]。
関連項目[編集]
注釈[編集]
- ↑ 地元では両社を結ぶ道を「恋人ロード」と呼んでいる。
- ↑ 伊奴神社(名古屋)|犬好きにはたまらない!犬の伝説が伝わる神社、「あっちこっち名古屋」より