==姓氏の由来==
『三国遺事』によれば、生まれ出た卵が瓠(ひさご)の様な大きさだったため、辰韓の語で瓠を意味する「バク」を姓としたという。そのため、同時期に新羅の宰相を務め、瓠を腰にぶら下げて海を渡ってきたことから[[瓠公]](ホゴン)と称された倭人と同定する、またはその同族とする説がある<ref name="金素雲『三韓昔がたり』">金素雲『三韓昔がたり』</ref>。あるいは、赫居世の名の頭音「赫居」または「赫」が同音であるためそのまま「朴」になったとも考えられている<ref>朴氏という姓は6世紀から使われたものであるが、大林太良は赫居世の出現は神話の三機能体系のうち第二機能に関連する神話であるとし、濱名極光は朴と白が類音であり「白」または銀をシンボルカラー、馬をトーテムとする部族だったと推測している。朴氏という姓は6世紀から使われたものであるが、大林太良は赫居世の出現は神話の三機能体系のうち第二機能に関連する神話であるとし、濱名極光は朴と白が類音であり「'''白'''」または銀をシンボルカラー、馬をトーテムとする部族だったと推測している。</ref>。
==君号の由来==
== 私的解説 ==
卵胎生の王である点は'''馬'''と'''犬'''は、'''[[朱蒙黄帝]]と同じである。父親が何者であるかはっきりしないが、白馬が保護者的に表現されている。馬は日本神話では須佐之男の象徴でもある。日本神話と比較した場合、そして'''のトーテムであり、土、水を意味する。そのため馬が関わっていても「'''犬祖神話'''」として差し支えない。 '''瓢'''を名乗っている点は、[[朱蒙伏羲]]神話、を連想させる。昇天後、遺体が地に落ちてバラバラになったというのは、[[檀君神話伏羲・女媧神話]]と比較しても、やはり「父なる神」は日本神話の須佐之男に相当する神であると思う。朱蒙の父親は「太陽の化身」として現されるが、赫居世居西干の父親は「白馬」と表現されるように、雷神としての性質が強いように感じる。日本神話の須佐之男は「泣き喚く神」でもあって、自然現象との関連性は明白ではないが、雷神が示唆される性質を有している。新羅の神話は、倭人とされる瓢公も登場するし、高句麗の神話よりも日本神話に近いものなのではないかと思う。の最後に「肉片を地にまいた」というくだりを彷彿とさせる。伝承が混乱したのか、あるいは意図的に書き換えたのか、と思う。一応[[女媧]]型女神がまいた、という意味の暗喩かと考える。閼英夫人はそのような恐ろしい妻ではないのだが。
== 参考文献 ==
[[Category:朝鮮神話]]
[[Category:犬祖型神]]
[[Category:祝融型神]]
[[Category:馬]]
[[Category:卵胎生]][[Category:龍]][[Category:竜]][[Category:散乱遺体虐待女神]]
[[Category:瓢箪]]
[[Category:陽]]