ということで、この伝承に「'''その後'''」の物語を付け加えてみた。
<blockquote>雷公は昔は「'''良い雷公'''」で、人々の生活に役立つように定期的に必要な雨を降らせてくれていた。川も洪水なんか起こさなかった。でも、大男と喧嘩してからは人類に冷たくなって、伏羲の子供達にも冷酷だった。雨は必要がないときにどんどん降るし、川もあちこちで洪水を起こした。雷公はすっかり「'''悪い雷神'''」になってしまったのだ。伏羲は父親の後を継いで雷公と戦う決心をした。'''父親は火の神様だった'''ので伏羲は父親に倣って火を使い、鉄の武器や鍬や鋤を作った。雷公は鉄が苦手なことをちゃんと知っていたのだ。そして、火そのものまで自在に操れるようになった。</blockquote>
=== 私的解説 ===