; クサリク(Kusarikku, <small>𒆪𒊓𒋆𒄣、KU.SA.RIK.KUM</small>)
: 有翼の牡牛。『ギルガメシュ叙事詩』に登場する天の雄牛([[グガランナ]])と同一視される聖牛<ref name="ikegami" />。
== 私的考察 ==
いわゆる西欧的な「龍退治」の神話を一括して「類話」とし、その中のティアマト神話を加える分類方法には、個人的には賛成ではない。一つには、あらゆる神話の起源として水性の「悪神」的存在として男性の[[共工]]と女性の[[相柳]]がおり、この2つは密接に関連しているが「別のもの」だからである。西方の神話も倒されるのが女神なのか男神なのかについてもっと注意を払うべきと考える。また、各地の神話には日本神話の[[火之迦具土神]]、インド神話のアグニのように「親を焼き殺す神」が存在し、彼らは「火」に関する神である。マルドゥクも太陽神が発展したものと思われ、「親を焼き殺す神」の一つに入ると考える。
子音から見るとティアマトはエジプト神話のタニト、テフヌトと類似した神と思われる。
== 参考文献 ==