呪いをかけられてからしばらくして、エーコーは仲間と鹿狩りに出かけていた青年ナルキッソスを見初めた。彼女はすぐに彼に恋をし、夢中になりながら、黙ってついていった。彼女は、その青年を見れば見るほど、憧れを抱くようになった。エーコーはナルキッソスに呼びかけようと心から願ったものの、ユーノーの呪いに阻まれた<ref>Ovid, ''Metamorphoses'', 3. 370-378</ref>。
狩りの途中、ナルキッソスは仲間とはぐれてしまい、「誰かいませんか」と呼びかけると、ニンフがその言葉を繰り返すのが聞こえた。ナルキッソスは驚いて、「こっちへ来い」と声に答えたが、同じことを言われた。ナルキッソスは、木立の中から誰も出てこないのを見て、声の主は自分から逃げているに違いないと思い、もう一度呼びかけた。狩りの途中、ナルキッソスは仲間とはぐれてしまい、「誰かいませんか」と呼びかけると、ニンフがその言葉を繰り返すのが聞こえた。ナルキッソスは驚いて、「こっちへ来い」と声に答えたが、同じことを言われた。ナルキッソスは、木立の中から誰も出てこないのを見て、声の主は自分から逃げているに違いないと思い、もう一度呼びかけた。最後に、「こっちだ、一緒に行こう。」と叫んだ。