「薔薇」を編集中
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'''バラ'''('''薔薇''')は、バラ科バラ属の総称である<ref name="genrejaponica">バラ, 小林義雄, 万有百科大事典 19 植物, 1972, 小学館, 相賀徹夫</ref><ref>バラ, 亀岡泰家, ブリタニカ国際大百科事典, 1993, 第2版改訂版, ティービーエス・ブリタニカ, フランク・B・ギブニー</ref><ref name="nichigai1">日外アソシエーツ, 植物3.2万名前大辞典, バラ, 紀伊國屋書店, 2008</ref>。あるいは、そのうち特に園芸種(園芸バラ・栽培バラ)を総称する<ref name="genrejaponica"/>(花が鑑賞用や食用とされる<ref>[https://www.agrinews.co.jp/p50328.html 「食べるバラが好調 愛知の法人 加工品売り上げ5倍に」]『日本農業新聞』2020年3月19日(8面)2020年3月21日閲覧</ref> )。本項では、後者の園芸バラ・栽培バラを扱うこととする。 | '''バラ'''('''薔薇''')は、バラ科バラ属の総称である<ref name="genrejaponica">バラ, 小林義雄, 万有百科大事典 19 植物, 1972, 小学館, 相賀徹夫</ref><ref>バラ, 亀岡泰家, ブリタニカ国際大百科事典, 1993, 第2版改訂版, ティービーエス・ブリタニカ, フランク・B・ギブニー</ref><ref name="nichigai1">日外アソシエーツ, 植物3.2万名前大辞典, バラ, 紀伊國屋書店, 2008</ref>。あるいは、そのうち特に園芸種(園芸バラ・栽培バラ)を総称する<ref name="genrejaponica"/>(花が鑑賞用や食用とされる<ref>[https://www.agrinews.co.jp/p50328.html 「食べるバラが好調 愛知の法人 加工品売り上げ5倍に」]『日本農業新聞』2020年3月19日(8面)2020年3月21日閲覧</ref> )。本項では、後者の園芸バラ・栽培バラを扱うこととする。 | ||
− | + | バラ属の成形は、[[低木]](灌木)、または木本性の[[つる植物]]で、[[葉]]や茎に[[棘]]を持つものが多い。葉は1回奇数羽状複葉。花は5枚の花びらと多数の[[雄蘂]]を持つ(ただし、園芸種では大部分が[[八重咲き]]である)。[[北半球]]の[[温帯]]域に広く自生しているが、[[チベット]]周辺、[[中華人民共和国|中国]][[雲南省]]から[[ミャンマー]]にかけてが主産地で、ここから[[中近東]]、[[ヨーロッパ]]へ、また[[極東]]から[[北アメリカ]]へと伝播した。[[南半球]]にはバラは自生しない。 | |
== 名称 == | == 名称 == | ||
− | + | 「ばら」の名は[[和語]]で、「いばら」の転訛したもの<ref group="注">語頭母音の脱落による。「いだく → 抱く」「いづ(る) → 出る」「いまだ → まだ」などと同様の変化。</ref>。[[漢語]]「薔薇」の字をあてるのが通常だが、この語はまた[[音読み]]で「そうび」「しょうび」とも読む。漢語には「玫瑰」(まいかい)や「月季」(げっき)の異称もある(なお、「玫瑰」は[[中国語]]においては[[ハマナス]]を指す)。 | |
ヨーロッパではラテン語のrosaに由来する名で呼ぶ言語が多く、また同じ語が別義として「薔薇色」として「ピンク色」の意味をもつことが多い。 | ヨーロッパではラテン語のrosaに由来する名で呼ぶ言語が多く、また同じ語が別義として「薔薇色」として「ピンク色」の意味をもつことが多い。 |