「メリュジーヌ」を編集中

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そもそもの起源といえる中国神話では、[[嫦娥]]の夫の[[羿]]は「父」ともいえる帝夋の不興を買っており「同族」や「仲間同士」の間での不和があることが示されている。また、中国神話で「罰を受ける女神」の代表格である[[織女]]も結婚したことで近親の不興を買っている。本来、「逃走女神」の「'''死'''」の原因は彼女の結婚に関して、同族の不興を得、同族から報復された、あるいは粛正された、というものだったのではないだろうか。メソポタミア神話のティアマトを殺すのは子孫に当たるマルドゥクである。インド神話の火の神アグニや、日本神話の火之迦具土神には母親を焼き殺す神話があり、マルドゥクが太陽神の延長であることと一致する。朝鮮神話の[[朱蒙]]の母である[[柳花夫人]]も結婚に関して同族の不興を得ている。このように、「結婚に関して同族の不興を得て殺された女神(的女性)」が歴史的に存在したとしても、その死に彼女の夫が関連しないわけではないので、ヨーロッパでは彼女の物語は親族による粛正ではなく、「'''夫の裏切りにより妻は死ぬ'''」という形式の物語に変化したものと思われる。中国神話の[[嫦娥]]が、そもそも夫の羿から逃げ出す女神であるので、このような変化というか「作り替え」は中国神話の段階から始まっていた可能性があると考える。それが各地に伝播したものがメリジューヌでもあり、[[豊玉毘売]]でもあると考える。
 
そもそもの起源といえる中国神話では、[[嫦娥]]の夫の[[羿]]は「父」ともいえる帝夋の不興を買っており「同族」や「仲間同士」の間での不和があることが示されている。また、中国神話で「罰を受ける女神」の代表格である[[織女]]も結婚したことで近親の不興を買っている。本来、「逃走女神」の「'''死'''」の原因は彼女の結婚に関して、同族の不興を得、同族から報復された、あるいは粛正された、というものだったのではないだろうか。メソポタミア神話のティアマトを殺すのは子孫に当たるマルドゥクである。インド神話の火の神アグニや、日本神話の火之迦具土神には母親を焼き殺す神話があり、マルドゥクが太陽神の延長であることと一致する。朝鮮神話の[[朱蒙]]の母である[[柳花夫人]]も結婚に関して同族の不興を得ている。このように、「結婚に関して同族の不興を得て殺された女神(的女性)」が歴史的に存在したとしても、その死に彼女の夫が関連しないわけではないので、ヨーロッパでは彼女の物語は親族による粛正ではなく、「'''夫の裏切りにより妻は死ぬ'''」という形式の物語に変化したものと思われる。中国神話の[[嫦娥]]が、そもそも夫の羿から逃げ出す女神であるので、このような変化というか「作り替え」は中国神話の段階から始まっていた可能性があると考える。それが各地に伝播したものがメリジューヌでもあり、[[豊玉毘売]]でもあると考える。
  
「龍蛇女神」という点では、メリュジーヌは[[女媧]]が起源といえる。「[[女媧型女神]]」の1形である。(起源については「[[嫦娥]]」の私的考察も参照のこと。)彼女のそもそもの役割が「'''幼児供犠を求める'''」というものであったのならば、彼女が結婚に際して放棄した「'''役目'''」とは人身御供に関することだったのではないだろうか。[[アリアドネー]]が人身御供を止めようとする[[テーセウス]]を助けたように、である。そのために彼女自身が親族から粛正されて、親族の繁栄のための人身御供にされたという事実があったとするならば、一方で彼女を太母として崇めながら、一方で彼女を悪しき者として殺してしまうという矛盾を含んだ古代の信仰と神話を生み出しているように思う。
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「龍蛇女神」という点では、メリュジーヌは[[女媧]]が起源といえる。「[[女媧型女神]]」の1形である。(起源については「[[嫦娥]]」の私的考察も参照のこと。)
  
 
== 参考文献 ==
 
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