「アリアドネー」を編集中
ナビゲーションに移動
検索に移動
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
35行目: | 35行目: | ||
== 私的考察 == | == 私的考察 == | ||
=== TNの子音を持つ女神として === | === TNの子音を持つ女神として === | ||
− | アリアドネーは[[テーセウス]]の[[ミーノータウロス]]退治を幇助しており、軍神としての性質がある。この点は[[アーテーナー]]女神と一致する性質である。糸玉をアイテムとして使用する点は、アリアドネーの縫織神としての性質が示唆される。幇助する軍神である点は[[西王母]]の部下の[[九玄天女]]、縫織神である点は[[西王母]]を思わせる。夫と離別する点は、[[嫦娥]]型の[[逃走女神]]である。[[嫦娥]]が'''死して'''「月の桂の木([[蚩尤]]、雄牛神)の妻」となる(あるいは支配者となる)ことを併せれば、[[ディオニューソス]] | + | アリアドネーは[[テーセウス]]の[[ミーノータウロス]]退治を幇助しており、軍神としての性質がある。この点は[[アーテーナー]]女神と一致する性質である。糸玉をアイテムとして使用する点は、アリアドネーの縫織神としての性質が示唆される。幇助する軍神である点は[[西王母]]の部下の[[九玄天女]]、縫織神である点は[[西王母]]を思わせる。夫と離別する点は、[[嫦娥]]型の[[逃走女神]]である。[[嫦娥]]が'''死して'''「月の桂の木([[蚩尤]]、雄牛神)の妻」となる(あるいは支配者となる)ことを併せれば、[[ディオニューソス]]とは[[蚩尤]]のことと言えないだろうか。 |
「死せる女神」として、アリアドネーには「境界神」としての性質があり、人を迷宮(死後の世界)へ導く役目もあるが、そこから再生させる能力もある、とみなされていたように思う。アプロディーテに寄り添う「死せる女神」としては、[[西王母]]に寄り添う[[嫦娥]]、という印象を受ける。これらは、それぞれ元は「同じもの」でありながら、「生きる神」と「死せる神」に別れたもののように思える。日本神話では「天照大御神と伊邪那美命」、「玉依比売と豊玉毘売」のような組み合わせが類似していると考える。 | 「死せる女神」として、アリアドネーには「境界神」としての性質があり、人を迷宮(死後の世界)へ導く役目もあるが、そこから再生させる能力もある、とみなされていたように思う。アプロディーテに寄り添う「死せる女神」としては、[[西王母]]に寄り添う[[嫦娥]]、という印象を受ける。これらは、それぞれ元は「同じもの」でありながら、「生きる神」と「死せる神」に別れたもののように思える。日本神話では「天照大御神と伊邪那美命」、「玉依比売と豊玉毘売」のような組み合わせが類似していると考える。 |