ケルヌンノスに関連する図像には、牡鹿と雄羊の角を持つ蛇が描かれていることが多い。あまり多くはないが、牡牛(ランス)、犬、ネズミもいる<ref>https://books.google.com/books?id=VZkTDQAAQBAJ&q=Iconography+of+cernunnos&pg=PT148, Gods of the Celts, Green Miranda, 2011-09-30, The History Press, isbn:9780752468112</ref>。グンデストルップの大釜に描かれた彼の像から、ケルヌンノスを「動物の神」または「野生物の神」と表現する学者もおり、ミランダ・グリーンは彼を「自然と実りの平和な神」<ref>Green, Miranda (1992) ''Animals in Celtic Life and Myth'', p. 228.</ref>と表現し、しばしば動物に囲まれて描かれる伝統的なシャーマンを思わせる形で座っているようだと述べている<ref>Caesar's Druids: story of an ancient priesthood, Aldhouse-Green, Miranda J., Yale University Press, 2010, isbn:9780300165883, location:New Haven, pages86, oclc:808346501</ref><ref group="私注">好戦的な古代のガリア人は「平和の神」など尊ばなかったのではないだろうか。</ref>。 また、チェイサ-・セリス(Ceisiwr Serith)は、ケルヌンノスを双方向性の神、対立するものの間を取り持つ神としており、作品中の動物の象徴はこの考えを反映していると見ている<ref>Fickett-Wilbar, David, 2003, Cernunnos: Looking a Different Way, Proceedings of the Harvard Celtic Colloquium, volume23, pages80–111, issn:1545-0155, jstor:25660728</ref>。
「船乗りの柱」は彼を船員や商業と結びつけており、ランス(フランス、シャンパーニュ地方マルヌ県)のケルヌンノス(古代、レミ族の都市ドロコルトウム(Durocortorum))の硬貨入れやトレヴェリ族の土地ニーデルコルン-トルベルスラッフ(Niedercorn-Turbelslach(ルクセンブルグ))の鹿が吐く硬貨と同様に、彼も物質的豊かさと関連していたことが示唆される。