利益と損失の両方をノルニルが運んで来るという言い伝えは、キリスト教が入ってきた後も信じられていた。その証拠として、ボルグンド・スターヴ教会で見つかった「ルーン文字銘 N 351 M」が挙げられる。
== 主要な出典 ==
ノルニルに関する古ノルド語の出典元が多数残っている。ほとんどの重要な出典は、『[[スノッリのエッダ|散文エッダ]]』(スノッリのエッダ)と『[[古エッダ|詩のエッダ]]』である。前者が古い詩に加えて[[12世紀]]から[[13世紀]]にかけての族長であり学者であるスノッリ・ストゥルルソンによって改作された物語、説明、解説を含んでいる一方で、後者はノルニルが頻繁に引き合いに出される古い詩を含んでいる。
=== 散文エッダ ===