北欧神話での「殺される神」であるユミルは牛の乳を飲んで育っており、牛神であることが示唆されるし、死して世界に変化する巨人である点は盤古と一致する。死した巨人から草木が発生したとすれば、伏羲のような植物を神格化した神も盤古型の神から発生した、といえる。中国神話では伏羲は女媧の配偶神にまで格が上がることになるが、北欧神話では巨人の死体から「下位の神」ともいえる妖精が発生している。妖精は巨人の腐った体から発生しており、腐ったものを肥料にして成長する植物を彷彿とさせる。伏羲は西欧で言うところの「妖精」といえるのではないだろうか。ユミルが牛神である点は[[炎帝神農|炎帝]]と性質が一致している。
よって、'''[[炎帝神農|炎帝]]、[[蚩尤]]、[[盤古]]([[伏羲]])は、元は同じ神を分けたものと考えられる。)は、元は同じ神を分けたものと考えられる'''。 ロッパ族の「土神牛」が何を指すのかは事績がないので曖昧だが、これは[[炎帝神農|炎帝]]の可能性が高いように思う。
== 末子成功譚の例 ==