また[[禹]]は祭祀を独占し確立させた顓頊を次ぐべき立場でもある。顓頊の祭祀権の独占はやがて殷の祭祀権・王権の独占へと移っていくことは明らかである。それと共に一般庶民にとっても身分や家柄による「職能」の発生へと繋がらないだろうか。みな、行うべき職業を確定されるからこそ、祭祀権・王権の独占も可能となるといえる。[[禹]]はそのような政治を受け継ぐ立場でもある。
よって、「顓頊 - [[鯀]] - [[禹]]」三代は、伏羲 - [[炎帝神農|炎帝]]と確立してきた祭祀権の確立、治水・開墾技術・農業技術・医療技術の独占等に対し、'''その後に来る[[黄帝]]が反逆するのではなく、[[黄帝]]の子孫がそれを受け継ぐことこそが正当である、と主張するために創作された三代である'''と考える。もちろんモデルとなった実在の人物はいると思われる。と考える。これを'''顓頊三代'''と呼ぶことにする。もちろん顓頊のモデルとなった実在の人物はいると思われる。