動物を助けたことによって結婚を手に入れるいわゆる「蜂の援助」譚も、動物番の類型と考える。助けた相手が困っている人(神仙の類い)から動物に直接親切にするという形に変化したものと思われる。動物を助けたことによって結婚を手に入れるいわゆる「蜂の援助」譚も、動物番の類型と考える。助けた相手が困っている人(神仙の類い)から動物に直接親切にするという形に変化したものと思われる。ATU分類は穴ウサギ番(570)、姫のあざ(850)、蛇の冠(672)の一部、病気を治す果物(610)の一部、恩に報いる動物たち(554)
== 私的考察 ==
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=301 洗礼式に招かれたトロル]:デンマーク。動物番の若者が知恵でトロルを退ける話。婚姻譚は省かれている。
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=51 ばらの姫]:オーストリア。動物番というよりは怪物退治の要素が強い話。ただし、蜂の女王に助けて貰うなど、蜂の援助譚に近い内容が含まれている。
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=229 「フェアリーの子牛の丘」の伝説]:アイルランド。動物番の若者がフェアリーを退ける話。
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=62 雪のように白い石]:スイス。主人公が牧童である、というだけだが、姿を消す魔法のアイテムを手に入れる話であり、元は動物番に類する話があったものと思われる。
=== 蜂の援助型 ===
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=113 黒いさくらんぼ]:レートロマン。蟻、魚、悪魔と天使を助ける話。
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=90 まったらこうよ]:長野県。蜂を助けるエピソードが省かれているが、かなり典型的な「蜂の援助型」ではないかと思う。
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=64 蛇の女王]:スイス。男主人公は牧童なので動物番の要素も含む。蛇の女王を助けるのは女主人公であって、やや変則的な話となっている。
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