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==== 三股淵 ====
先述の「悉平太郎」をはじめ、静岡県には、'''人身御供'''や[[人柱]]の伝説が多く、民俗学者の[[中山太郎 (民俗学者)|中山太郎]]や神話学者の[[高木敏雄]]といった著名な学者らの著書でもよく取り上げられている例として他に、旧[[吉原市]](現[[富士市]]吉原)の三股淵(みつまたふち)浮島沼の人身御供がある。や人柱の伝説が多く、民俗学者の中山太郎や神話学者の高木敏雄といった著名な学者らの著書でもよく取り上げられている例として他に、旧吉原市(現富士市吉原)の三股淵(みつまたふち)浮島沼の人身御供がある。
===== 三股淵の人身御供 =====
三股淵(あるいは三俣淵と表記される)の付近では毎年6月28日に祭りを行うが、人身御供を伴う祭りは12年毎(他説<ref>「伝説富士物語」木内印刷合資会社1952年、「東海道の伝説」関西通信社1964年、松尾四郎「史話と伝説」松尾書店1958年、、中山太郎 「日本巫女史」大岡山書店1930年</ref>では毎年)に行う。これは大蛇の怒りを鎮め大難を防ぐために行う。<ref>鈴木富男(駿河郷土史研究会長)「広報ふじ1967 ふるさとのでんせつ」富士市役所 昭和42年1967年5月15日発行3頁</ref>
生贄となる者の条件は、15~16歳の処女 (一説<ref>小笠好恵「東海道の伝説」関西通信社1964年10月1日発行40頁―46頁</ref>ではさらに“美女”) であること。儀式は、生贄に選ばれた少女が、生きたまま淵に投げ込まれるか、自らの入水(じゅすい)の形を取る。<ref>「伝説富士物語」木内印刷合資会社1952年</ref> 単なる処女ではなく、[[巫女]]が人身御供になるという説もある。単なる処女ではなく、巫女が人身御供になるという説もある。<ref>「東海道の伝説」関西通信社1964年、松尾四郎「史話と伝説」松尾書店1958年、中山太郎 「日本巫女史」大岡山書店1930年</ref> 人身御供を捧げる相手を単なる大蛇ではなく、[[竜神]]など神とみる向きもある。人身御供を捧げる相手を単なる大蛇ではなく、竜神など神とみる向きもある。
<ref>小笠好恵「東海道の伝説」関西通信社、小長谷宗芳「伝説富士物語」木内印刷合資会社1952年8月発行168頁-179頁</ref>。

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