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ウルリクヌミの物語は、天候神テシュブにとって代わり、クミヤの都市を破壊しようとしたクマルビ神に関連する「歌」の叙事詩の中で最も保存状態がよく、最も完全な1エピソードである<ref>Guterbock (1951) p&nbsp;135.</ref>。この目的のためにクマルビは岩の絶壁に性別がなく、聴覚と盲覚を持ち、かつ感覚を持つ火山岩の怪物ウリクムミを産み、冥界に隠し、ウペルリの肩に乗せておいたとされる。瞑想にふけっていたウペルリは、ウルリクヌミが肩にのっているのを感じなかった<ref>ウペルリは冥界に立ち、ギリシアのアトラスのように'''大地と空を肩に乗せている'''。ウルリクムミのような単なる巨人はほとんど目立たないが、ウルリクムミが成長するとウペルリの肩に少し痛みを感じるようになる。</ref>。
ウルリクムミは急速に成長し、天まで届くようになった。ウルリクヌミの兄弟であるテシュブは雷を落とし、ウルリクヌミに雨を降らせたが、ウリクムミは傷つかなかった。テシュブは逃亡し、王位を退いた<ref>天候神とその宰相で弟のタスミスは、タスミスがテシュブの妻ヘバトに語ったように、ウリクムミとの最初の戦いで敗れ、その結果テシュブは「小さな場所」、おそらく墓に追放された。</ref>。テシュブはエアに助けを求めた。

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