== ウルリクヌミの物語 ==
ウルリクヌミの物語は、天候神テシュブにとって代わり、クミヤの都市を破壊しようとしたクマルビ神に関連する「歌」の叙事詩の中で最も保存状態がよく、最も完全な1エピソードである<ref>Guterbock (1951) p 135.</ref>。この目的のためにクマルビは岩の絶壁に性別がなく、聴覚と盲覚を持ち、かつ感覚を持つ火山岩の怪物ウリクムミを産み、冥界に隠し、ウペルリの肩に乗せておいたとされる。。この目的のためにクマルビは岩の絶壁に性別がなく、聴覚と盲覚を持ち、かつ感覚を持つ火山岩の怪物ウリクムミを産み、冥界に隠し、ウペルリの肩に乗せておいたとされる。瞑想にふけっていたウペルリは、ウルリクヌミが肩にのっているのを感じなかった。