差分

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8 バイト追加 、 2022年7月24日 (日) 23:23
 一方、アメタが「動植物と交わる存在」である点に注目すると、子孫を残す場合、アメタ自身が豚であったり、ココヤシであった、という神話を作ることも可能である。古代の人が植物の「生殖」をどのように捕らえていたのかは正確には分からないが、「動物と同じようなもの」だと考えていたか、あるいは神話に関するもので、ある程度植物を擬人化することを試みたのであれば、植物を動物化して考えることもあったろう、と思う。アメタが擬人化した豚の神だったのなら、祭祀的には豚と交わって豚の子孫を、アメタが擬人化したココヤシだったのなら(現実に植物には人間のようには雌雄の差がないことが多いが)、ココヤシの子孫を得ることが可能である。アメタは時に豚でもあるし、ココヤシでもあるし、その両方でもある、ということになる。そして、その場合には、豚やココヤシそのものが祭祀の場で「アメタ(シャーマン)の代理」とされたかもしれない。これはシャーマンの代理をする特別な動植物なので、<span style="color:green">'''非人間食物神'''</span>といえる。この場合はといえる。この場合序列は 
<span style="color:red">'''上位トゥワレ'''</span>(アメタ) > <span style="color:orange">'''下位トゥワレ'''</span>(一般の人々) > <span style="color:green">'''非人間食物神'''</span>(ハイヌウェレ=ココヤシ)
 
となる。

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