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196 バイト追加 、 2022年7月19日 (火) 19:33
[[File:were1.png|thumb|700px|ハイヌウェレ・ラビエ神話の変化1]]
[[File:were2.png|thumb|650px|ハイヌウェレ・ラビエ神話の変化2]]
 イェンゼンの解釈は正しいと考える。とすると、ハイヌウェレを祭りで殺した「人々」とは、「'''太陽神トゥワレ'''」の化身であって、一人一人が神官でもあるし、東洋で有名な「'''現人神'''」である、ともいえる。ラビエ・ハイヌウェレは」である、ともいえる。よって一般の人々のことを「<span style="color:orange">'''下位トゥワレ'''</span>」と呼ぶことにする。  ラビエ・ハイヌウェレは'''「生贄」という名の「神婚」'''で、太陽神との間に芋類をもうける、といえる。また、「神婚」の結果、彼女は月神へと変化する。で、太陽神トゥワレとの間に芋類をもうける、といえる。あるいはトゥワレは'''ハイヌウェレの死を受けて、人々に食料をもたらす神'''、といえる。
 ヴェマーレ族はそもそも「バナナの子孫」であって、彼らのリーダーは「ムルア・サテネ」と呼ばれる若いバナナの化身の女神である。バナナは木の地上部に実をつけるが、芋類は地面の中で成熟する。リーダーが「若い女性(バナナ)」である点は、ネパールの現人神であるクマリが若い女性であることを彷彿とさせる。それはともかく、ヴェマーレ族は「バナナの子孫」なのだから、彼らは一人一人が「'''バナナである'''」ともいえる。おそらく、リーダーが女性とされるのは、母系の文化だった頃の名残と考える。

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