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ページの作成:「'''トマス・カイトリー'''(Thomas Keightley、1789年 - 1872年<ref>[https://lccn.loc.gov/n50046776 Library of Congress LCCN Permalink n50046776 Keightley, Thoma…」
'''トマス・カイトリー'''(Thomas Keightley、1789年 - 1872年<ref>[https://lccn.loc.gov/n50046776 Library of Congress LCCN Permalink n50046776 Keightley, Thomas, 1789-1872]. アメリカ議会図書館. 2022年2月27日閲覧</ref>)は、アイルランド生まれの作家、歴史学者。トマス・キートリーとも表記される<ref>井村君江『妖精学入門』講談社〈講談社現代新書〉、1998年、54頁</ref>。

== 経歴 ==
1789年、アイルランドのキルデア州ニュータウンに生まれる<ref name="あとがき">市場泰男「訳者あとがき」『妖精の誕生 : フェアリー神話学』市場泰男訳、社会思想社〈現代教養文庫〉、1989年9月、274-280頁</ref>。ダブリンのトリニティ・カレッジで法律を学ぶが病身のために中退しロンドンに転居、1828年に最初の著書である『フェアリー神話学』(The Fairy Mythology)を出版する<ref name="あとがき" />。その後も歴史や神話、古典の研究書や評論を数多く著した<ref name="あとがき" />。1872年、ケント州エリスで死去<ref name="あとがき" />。

== フェアリー神話学 ==
1828年にエインスワース社から出版される<ref name="あとがき" />。著者によれば[[ロバート・サウジー]]や、間もなく出版されたドイツ語版を読んだ[[ゲーテ]]や[[グリム兄弟#ヤーコプ・グリム|グリム]]に高く評価された<ref>「原著者まえがき」『妖精の誕生 : フェアリー神話学』市場泰男訳、社会思想社〈現代教養文庫〉、1989年9月、3-4頁</ref>。1850年に大幅に改訂されボーン社から出版された<ref name="あとがき" />。

日本においては[[市場泰男]]により説明的箇所の大部分と民話の一部を訳出したものが『妖精の誕生』として1982年に出版される<ref name="あとがき" />。出版後、多数の読者からの要望を受けて残りの民話の大部分を訳出し『フェアリーのおくりもの』として1983年に出版される<ref name="あとがき" />。その後『妖精の誕生』は文庫化され、『フェアリーのおくりもの』と合わせて原書の8割近くの分量となるという<ref name="あとがき" />。

== 日本語翻訳書 ==
* 『妖精の誕生 : フェアリー神話学』[[市場泰男]]訳、社会思想社〈そしおぶっくす〉、1982年10月
** '''『妖精の誕生 : フェアリー神話学』市場泰男訳、社会思想社〈現代教養文庫〉、1989年9月、(ISBN2:43901130979)'''
** 『妖精の誕生 : フェアリー神話学』市場泰男訳、文元社〈教養ワイドコレクション〉、2004年2月、{{ISBN2|4861450462}}
** 『妖精の誕生 : フェアリー神話学』市場泰男訳、インタープレイ〈現代教養文庫ライブラリ〉([[電子書籍]])
* 『フェアリーのおくりもの : 世界妖精民話集』市場泰男訳編、社会思想社〈現代教養文庫〉、1983年12月、{{ISBN2|4390110969}}
* 『中世の秘密結社 : すべてが"今"につながっている! : 歴史の闇に埋もれた真実を探る』立木勝訳、三交社、2009年10月、{{ISBN2|978-4879191779}}

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 外部リンク ==
* {{gutenberg author|id=4962|name=トマス・カイトリー}}

== 関連項目 ==
* [[魂の籠]]
* [[柳田國男]]

{{DEFAULTSORT:かいとりい とます}}
[[Category:文献作家]]

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