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[[File:Homa.JPG|thumb|グリフィン(Griffin)のような柱頭像、イラン、ペルセポリス紀元前500年頃のもの。イランでは、この柱の像はフマ鳥だと解釈されている。<ref name="BM">Curtis , John , Tallis , Nigel , Forgotten Empire, the World of Ancient Persia , London , British Museum Press , 2005 , isbn:978-0-7141-1157-5</ref>]]
'''フマ'''(Huma、ペルシア語:هما、発音:Homer、アヴェスター語:Homāio)はペルシア神話上の伝説の鳥であり、<ref>author=MacKenzie, D. N. ,A concise Pahlavi Dictionary, 2005, Routledge Curzon, London & New York, isbn:0-19-713559-5</ref><ref>Mo'in, M., Mohammad Moin, A Persian Dictionary. Six Volumes, 1992, Amir Kabir Publications, Tehran, isb:1-56859-031-8</ref>スーフィーの詩やディヴァン (詩集)で共通のモチーフとして使い続けられている。ペルシアのフェニックスと呼ばれることもあるが、実際には中国の吉兆の鳥、鳳凰と似ている部分が多い。例えば、雌雄を兼ね備えているところがある。だが、フマの場合は半分が雄で、もう半分が雌である。
様々な伝説があるが、共通しているのは、この鳥は地上に降り立つことはなく、生涯、目に見えないほど高いところを飛んで生活すると言われていることである。フマはその影の落ちかかった者すべてに恩恵を与え、ほんのわずかな間でも、その頭に乗ることのできた幸運のものは、王になることが期待できる。

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