『荊楚歳時記』とは中国南北朝時代の梁朝(6世紀)の宗懍(そうりん)によって著された荊楚地方の年中行事記である。'''山𤢖'''とは正月に現れる悪鬼のこととされる。
<blockquote>正月(三)爆竹<br>「まず、庭前で爆竹を鳴らし山臊(サンソウ)の悪鬼を避(サ)ける。」<br>解説には<br>「西方の深山の中に居る人は、身の丈尺余(一尺余り)、足は一本しかなく、片肌脱ぎの姿で、人を畏(オソ)れない。人が止宿しているのを見ると、暮にその火によって来て蝦蟹(カカイ)を炙(アブ)る。人の居ないときを伺っては塩を盗み、蝦蟹に付けて食らう。之を犯さば人をして寒熱させる。これを名付けて山臊(サンソウ)という。かって人々は竹を火中に入れると爆竹の大きな音が出た。山臊(サンソウ)は皆な驚き畏れた。山臊(サンソウ)は人の形をしているけれど変化する、という事は鬼魅(キミ)の類である。今、山中には皆な山臊(サンソウ)がいる。」、とのこと<ref>[https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10100990065 年獣について](最終閲覧日:12-12-15)</ref>。</blockquote>
== 日本の山𤢖(やまわろ) ==